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山刀伐峠は、松尾芭蕉のファンがよく訪れる歴史の道です。夏の新緑、秋の紅葉が特に美しく、毎年8月の初めには「山刀伐峠越えツアー」を地元の宮沢地区公民館が主催しています。案内役を屈強な若者役(当時芭蕉一行を案内した人物)に扮した地元の市野々の講師が務め、参加者は松尾芭蕉の衣装を身にまとって山刀伐峠を歩いて越えます。 また、山頂付近には子宝地蔵尊や子持ち杉、おくのほそ道山刀伐峠の石碑があるほか、簡易休憩所もあるので、ブナの原生林を眺めながら一休みをすることができます。 子宝地蔵尊は、日本三大地蔵として知られる猿羽根山(さばねやま)地蔵堂(尾花沢市・舟形)と兄弟といわれており、子持ち杉は神霊の宿る杉として地元の信仰を集めています。 銀山温泉の近くには、「奥の細道」の様々な関連資料を展示した「芭蕉・清風(せいふう)歴史資料館」があり、江戸末期の街並みを復元移築した建物と美しい展示は見どころのひとつとなっています。 さらに、「雪とスイカと花笠のまち」尾花沢市は、花笠踊り発祥の地でもあり、「おばなざわ花笠まつり(毎年8月下旬頃開催)」では街中が花笠一色に染まります
山刀伐峠風景林
山形県尾花沢市市野々高畑沢
車がおすすめ ・大石田駅より30分、赤倉温泉駅より10分