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置戸町の景勝地といえば、必ず「鹿の子沢」と言われる。 鹿の子沢風景林は、針葉樹と広葉樹が入り交じる森林景観として、特に春の新緑、秋の紅葉時期は、頂上の展望台からのパノラマは素晴らしく多くの人が訪れています。 また、往復90分程度の遊歩道には岩で作られた屏風のような屏風岩、巨岩が重なって出来た空間があり、中に入れる忍び岩、天を突くようにそそり立つ雲突岩(くもつきいわ)等の、天然の奇岩が多く見られ、その奇岩を縫って、季節、場所により様々に変化する虹の滝、飛沫がほとんど上がることもなく、岩肌を滑るように穏やかに流れ落ちる姿が細い糸のような糸引き滝があり、これらの景観と森林が醸し出す景観は絶景です。また、その渓谷の中には、「森の巨人たち百選」にも選ばれた三本桂があります。根元から三本に分かれた幹が天高く立つ姿は、地域のシンボルとして親しまれ、愛されています。 一日でこのような景観を楽しめる遊歩道は、道内でも珍しく絶好の自然観察の場として、散策の利用者が多く訪れています。
置戸町は、森林を活用した観光に力を入れており、地元産で白い木肌が美しいエゾマツ、トドマツや柔らかい質感のセン、カンバ等の広葉樹を使った器や家具等のオケクラフト(置戸町の「オケ」と手工芸品の「クラフト」から)作りが盛んで、オケクラフトを買い求める観光客も多く訪れます。 また、林産業の伝統的な「山の神」に捧げる祭りとして、おけと人間ばん馬大会(全長約80mのコースで丸太を積んだ鉄製バチそり(伐採した木材を馬等で搬出する道具)を人間が引く競技)が毎年行われ、多くの観光客で賑わいます。
鹿の子沢風景林
北海道常呂郡置戸町常元
・車のみ 女満別(めまんべつ)空港美幌バイパスから北見市を経由(国道39号、道道50号等:約90分)→置戸町市街(道道211号等、約30分)→鹿の子沢風景林駐車場