もりくるロゴ

【これを知らないと恥をかく!?】神社とお寺の違いって?参拝方法から除霊とお祓いの違い、御朱印・式・不動尊

moricrew 編集部
moricrew 編集部
公開日:
最終更新日:
Cover Image for 【これを知らないと恥をかく!?】神社とお寺の違いって?参拝方法から除霊とお祓いの違い、御朱印・式・不動尊
もくじ ――

    日本人には神道と仏教の文化が根強いです。たとえば初詣など。。
    神社と寺ってそもそも宗教もちがう!?となると除霊とお祓いも違うってことか。

    よくありませんか、いざ参拝しようとすると「どうやるんだっけ?」
    たとえば、森や山をハイキングしている最中に、神社やお寺(寺院)をみかけることはありませんか?
    そんな時は、安全祈願のために参拝をしようと思うことがあると思います。間違っていたらどうしよう!?

    そもそも神社とお寺の違いってなんでしょうか?

    よく考えてみるといろんな疑問が浮かんでくるかもしれません。
    例えば、

    ・入口に段があるけどこれって踏んじゃいけないんだっけ?
    →お寺にある山門の敷居のことですね

    ・どっちの足から入るのが正解なの?
    →男性は左足・女性は右足

    ・初詣で参拝するのは、神社とお寺のどっち?
    →下の【これはどっち6選】お読みください!

    このように、参拝にまつわる疑問はたくさんあります。他にも御朱印や除霊、儀式、不動尊についても「どっち?」という疑問が浮かぶかもしれません。 これをすべて正確に答えられる方は少ないでしょう。

    この記事では、神社とお寺の違いや参拝方法について解説します。これを読めば、いざという時に役立ちます!神社やお寺に行く前にぜひ読み直してみてください。

    神社と寺院の違い

    2 jinja-shrine-shrine

    そもそも神社とお寺の違いってなんでしょうか?実はこんな違いがあります!

    神社

    神社とは古来から日本で崇拝される神道を基に建てられた ものなのです。神道では山や草、川、石などの万物に神々が宿ると信じられています。

    八百万(やおよろず)は数がきわめて多いことを指し、800万の神々がいるということではありません。

    お寺

    一方、お寺(寺院)は、仏教の教えに基づいて建てられた ものです。仏教はインドで誕生した宗教で、紀元前5世紀頃に仏陀(ブッダ)が開祖とされています。仏教は6世紀に日本に伝来し、それ以降にお寺が建立されるようになりました。

    仏教は宗教であり、神道は文化や伝統の一部と考える方もいます。

    参拝方法がすべてではない

    神社とお寺では、成り立ちや崇拝対象が異なるため、参拝方法も異なります。ただし、参拝方法を間違えても、気持ちがこもっていれば大きな問題にはなりません。参拝する方の心が大切 ということを覚えておきましょう。

    【神社の作法】二礼二拍手一礼は神社

    3 鳥居

    参拝の仕方で有名なのが【二礼拍手一礼】ですね!実はこちらは神社の参拝方法となります。
    この流れで参拝をしましょう。

    一、鳥居の前で一礼

    神社の入り口である鳥居の前で、一度身だしなみを整え、一礼します。鳥居をくぐる際は、神様が通るとされる真ん中(正中)を避け、 左右どちらかを通るようにします。

    二、手水舎で心身を清める

    4 Chozu-手水

    手水舎(ちょうずや・てみずや)で、手や口を清めます。これにより、身も心も清らかにしてから参拝する準備が整います。

     手順
    ・右手で柄杓(ひしゃく)を取り、左手に水をかけて洗う。
    ・左手に持ち替え、右手を洗う。
    ・再び右手に持ち替え、左手に水をためて口をすすぐ。
    ・最後に、柄杓を立てて柄を清めます。
    ※直接柄杓に口をつけないようにしましょう。

    三、拝礼の仕方

    お賽銭箱の前に来たら、お賽銭を納め、鈴を鳴らします。 鈴の音には、邪気を払う意味があるとされています。

    お賽銭箱の前へきたら、神様に送る真心のしるしとして、お賽銭を納めます。金額に決まりはありませんが、御縁との語呂を理由に五円玉を入れる方が多いです。

    二礼二拍手一礼の流れで参拝を行います

    二礼:腰を45度〜90度に曲げ、2回深くお辞儀します。
    二拍手:両手を胸の高さで合わせ、2回拍手を打ちます。
    祈願:両手を合わせたまま、心を込めて祈願します。
    一礼:最後にもう一度お辞儀をします。

    四、境内をあとにする

    参拝が終わったら、鳥居をくぐる前に振り返って本殿に向かって一礼し、神社を後にします。

    【寺院の作法】神社とは異なり拍手はNG!?

    5 Sanmon-山門

    お寺での参拝方法は、神社と異なります。二礼二拍手一礼の作法は使わず、より静かに心を込めて礼拝することが求められます。

    一、山門の前で一礼

    神社の入り口である鳥居は、寺では山門と呼びます。

    入り口の前で身だしなみを整え、静かに手を合わせて一礼をし、右足から入ります男性の場合は左足から。また __敷居は踏まずにまたぎます。(山門にある段のことです)

    山門を入った後は、仏様への敬意を表すため、道の中央を避けて歩きましょう。

    二、鐘をつく

    6 ring-鐘

    寺院によっては、参拝の際に鐘をつくことが許されています。鐘をつく行為は、仏様への挨拶や浄化の意味があります が、鐘をつく前に、一般の参拝者が許可なく鐘をつけるかどうか確認しましょう。

    三、常香炉(じょうこうろ)へ献灯・献香

    7 Zhokoro-常香炉

    蝋燭とお線香を購入し、火をつけて常香炉へ捧げます。蝋燭やお線香が用意されている場合には、献灯と献香を行います。

    仏様に供えたお香の煙で、心身を清められます。

    四、本堂に参る ※神社との違いに注意

    賽銭を納めるときは投げるのではなく、そっと置くようにしましょう。欲や執着を捨てる「修行」の一つで、いかにも仏教らしいですね。

    鳴らし物があれば3回鳴らします。そのあと、姿勢を正して 静かに合掌し(神社と異なり、拍手はしません)、ご利益を祈願 します。そのあと、「南無阿弥陀仏」やお寺の名前の前に「南無」をつけて唱えます。
    最後に「功徳」を積ませてもらったお礼として、__一礼して本堂から退きます。
    __

    神社が二礼二拍手一礼なのに対して、お寺は 一合掌一唱一礼 といったところでしょうか。

    五、 山門から出る

    山門から出る際に、本堂に向かって合掌一礼を行います。ここは、神社の鳥居と同じですね。

    【これはどっち6選】

    なかなか曖昧にしていて後回しにしていること。
    さらには、知らなかったことも必ずあるはずです。チェックしてみましょう。

    余談ですが、「ご利益」は ごりやく と読みます。

    ①初詣はどっち!?

    定説では、どちらでもいい とされいます。

    明治時代の「神仏分離令」までは、仏教の仏様と神道の神々は区別なく共に信仰されていました。
    初詣は、仏様や神道の神々がお寺や神社にいらっしゃる時期に、1年間の感謝と今年の祈願を伝えるために、新年のあいさつと幸福の願掛けをするという意味があるのです。

    ちなみに地元の神社に初詣をする理由は、「その土地の神」に感謝をすることにより今年一年の無事を祈願するためでもあります!

    ②結婚や式等を開くのは?

    神社結婚式(神前式)仏前結婚式(仏前式) があるのをご存じですか?この二つを「和装結婚式」といいます。

    ・神前式は「神様にふたりが結ばれたことを報告し、感謝するもの。」
    ・仏前結婚式「仏様や先祖に結婚の報告をし、巡り合えたご縁に感謝する儀式。」

    ③除霊とお祓いどっち?

    神社神道では、「霊」という存在を明確に定めていなく、「お祓い」というかたちで、罪や災厄などの不浄を心身からの取り除くことです。

    お寺仏教では、「霊」の存在を認めている真言宗や天台宗で、霊能力を持つかたに除霊をしてもらいます。

    ④お守りと返納はどっち?

    お守りはそれぞれ神社・お寺で販売しており、そこに宿る仏様と神々によってご利益が得られます。
    そのため、違う場所への返納は失礼にあたりますのでいけません。

    ⑤不動尊はどっち?

    不動尊とは、「不動明王」のことで仏教系の仏神です。 明王とは密教系の信仰対象でもあります。

    ⑥御朱印はどちらで?

    さきほども申し上げたように、「神仏分離令」からお寺と神社が別々になっている歴史は短いので、
    どちらでも御朱印を集められます。
    ただし、場所によっては仏様と神々が喧嘩するという理由で断られるかもしれません。

    まとめ

    神道と仏教では、崇拝される神や歴史が異なりますが、神社は寺院の様式の影響を受けていることから一見区別が難しいです。しかしながら、礼拝時の作法が大きくことなり、また仏教においては宗派によって作法が変わる場合があります。
    安全祈願のために参拝したのに、神様に無礼なことをしてしまった、ということにならないようにしたいですね。

    ただし、いずれにせよ一番大切なのは参拝者の気持ちなので、外面はそこまで気にする必要はありません。

    関連記事

    人気の記事