【関東の『森林浴の森100選』】都内・首都圏からアクセスしやすい森16カ所

首都圏の東京・神奈川・埼玉・群馬・栃木・茨城・千葉にお住みの方におすすめ。身近な森の魅力に気づいてもらえるよう、「森林浴の森100選」に選定されている関東の16カ所の森を紹介します。
知ってそうで知らない地元の森林の魅力に気づく旅を応援します。 身近な地元の旅行をマイクロツーリズムといいますが、森林であれば開放的であり周りに気を遣う必要がありませんので、時間があればいつでも誰とでも、もちろん一人でもアクセスできます。本当の意味でマイクロですね。

それでは関東地区のマップをみて近郊の森へアクセスしてみましょう。

東京

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①御岳山（みたけさん）【青梅市】

御岳山の「御」という字は「おん」とも「み」とも読めます。が、「おんたけさん（御嶽山）」と読むと、岐阜県の山 になってしまいます。
こちらで紹介するのは 「みたけさん（御岳山）」、東京都の山 ですのでご注意を！

奥多摩随一のパワースポット で「滝本駅」からケーブルカーをつかって簡単に頂上へ行けます。

山頂では「武蔵御嶽神社」がみなさんを待っております。そのほかにもオールシーズンで楽しめる周遊コースがあり、幅広い層の方が幅広い森林浴・トレッキング、ハイキングを臨むことができます。

②高尾山（たかおさん）【八王子市】

高尾山は東京で一番アクセスしやすい山で、都心からは早くて47分 でアクセスできます。ケーブルカーを利用すれば、その先にはビアマウントでビールを片手に森林を楽しみながら乾杯。

売店やさる園・野草園、少し歩けば天狗で有名な薬王院があります。

薬王院から山頂までは比較的平坦な道で約30分でたどり着けるので、はじめての方でも、家族連れでも十分楽しめますね。

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③明治神宮の森（めいじじんぐうのもり）【渋谷区】

明治神宮の森は都内最大級の公園・代々木公園の隣にあり、100年を見据えた永遠に残る杜（森）として計画され、植えられた10万本の木々がある。時間がない人でも簡単にパワースポットでエナジーを注入できます。

森林浴のついでに、代々木公園でウォーキング・ジョギングをするのはどうですか？
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栃木県

④釈迦ヶ岳の栃木県県民の森（しゃかがたけ）【矢坂市】

「知らなかった自然がここにある」

高原山（釈迦ヶ岳）の栃木県県民は、森林から渓谷、岩石地、滝と自然の変化を持つ森で、キャンプ場や森林展示館などの施設もあるので幅広い年齢層で森林セラピーを求めにいくことができます。
また、はじめての方でもハイキング・ウォーキングができ、本格的なトレッキングにも挑戦できます。

⑤大沼の森（おおぬまのもり）【那須塩原市】

火山活動に伴い地形の変化が起き、大沼の森周辺には多くの湿地が形成されました。
大沼・ヨシ沼周辺遊歩道は バリアフリー対応で標識やトイレも整備 されております。そのため、誰もが四季を通して自然の変化をたのしめます。

群馬

⑥武尊自然休養林（ほたかしぜんきゅうりん）【利根郡片品村】

武尊自然休養林は広大な敷地を誇るため、ほたか牧場キャンプ場を起点にすることをおすすめします。山頂まで行かなくても自然休養林を楽しめるのが大変魅力です。

花見・キャンプ・滝・野鳥観察・登山・キャニオニング・林業体験・温泉・スキー場・神社巡り といった多様なアクティビティができるので、四季を問わずに楽しめます。

武尊山（ほたかやま） では標高がかわるにつれ、多様な植物の変化を見られ、初心者から本格的な登山をする方まで楽しめるコース があります。

奥利根水源の森 にはキャンプスペースがあり、そこを拠点にブナ林や渓流のハイキングをしたら至高ですね。
武尊自然観察遊歩道 では5～6時間のロングコースを通して、湿地帯の植物からブナの原生林観察ができます。

⑦桐生川源流林（きりゅうがわげんりゅうりん）【桐生市】

桐生川原生林は桐生川一帯をさすので目的地は特になく、自由気ままに森林浴をするにはうってつけですね。梅田ふるさとセンター で車を駐車し、情報集めをしてからハイキングをはじめるのもいいですね。

川の水は透明度が高く、ついつい試飲したくなってしまいますが注意してくださいね。

茨城

⑧大洗の松林（おおあらいのまつばやし）【茨城県大洗町】

大洗の松林の樹齢300年の黒松林

大洗海岸には約１１０ヘクタールの松林があり、５０万本のクロマツが植えられています。

森林を背景に大洗海水浴場もひろがっており、近くの大洗磯前神社も見逃せません。夕陽の落ちるビーチに重なる神磯の鳥居の景色はまさに圧巻で、写真に収める人をよくみかけます。

⑨奥久慈憩いの森（オククジイコイノモリ）【大子町】

約４９ヘクタールの広大な森の中で、緑の光が清らかな心身へ磨いてくれます。

奥久慈憩いの森は約2万本のスギとヒノキで構成され、森林・林業に関する施設があり、アスレチックや野鳥観察、キャンプを通して自然と身近になる時間をつくれます。
那須・日光の山を望むことができ、昭和51年に開催された第27回全国植樹祭の昭和天皇のお手植え木もありますので、さまざまな目的で幅広い層の方々に楽しんでいただけます。

とくに、森林浴用のウォーキングコースは絶対にいきたいところです。

千葉県

⑩鹿野山（かのうざん）【富津市・君津市】

鹿野山の展望より見える連続する山谷の景観から「九十九谷（つくもたに）」と呼ばれます。

気象条件によっては 夜明け前から日の出直後に発生する雲海 は日本を象徴する眺望と言っても過言ではありません。日本の水墨画の世界へのめり込むことになるでしょう。

⑪館山野鳥の森（たてやまやちょうのもり）【館山市】

南北に広がる館山野鳥の森は、東の「安房神社」の境内に接しています。森林の種類に富み、強風の影響を受けるエリアでは野鳥のエサとなるモチノキなどで低木林が形成されています。野鳥の森と名がつくだけあって、動植物の本来の姿をたのしめるでしょう。

神奈川県

⑫真鶴岬（まなづるみさき）【足柄下郡真鶴町】

相模湾に突き出た真鶴岬。真鶴半島自然公園付近の森林が「森林浴の森100選」に選ばれ、沿岸部が 「日本の重要湿地500」 に指定されている。岬の先端からの三ツ石と真鶴岬が 「かながわの景勝50選」 に指定されている。

真鶴森林浴遊歩道は高低差があるので歩きやすい格好だといいかもしれませんね。岬に出る場合は高潮に気を付けたいです。

⑬西丹沢神奈川県県民の森（にしたんざわ）【山北町】

バス停「玄倉」をスタート地点にして、玄倉川沿いを歩いて西丹沢神奈川県県民の森へ向かいましょう。＞＞詳しいコースを知りたい方はコチラ

途中「ユーシン渓谷」へのコースに分岐でき、ゆっくりと森林浴をたのしめます。紅葉が人気ですが、冬でも 落ち葉や霜柱を踏みしめて足を運ぶのも実に楽しいです。

この広大な西丹沢県民の森は別名「大正の森」と呼ばれており、丹沢湖畔の渓谷を上った一帯に、スギやヒノキ、イヌブナが生い茂ります。

⑭藤野（相模湖）の雑木林【相模原市】

藤野の芸術の道を歩く。

藤野園芸ランドにあるクヌギとコナラの林が「森林浴の森100選」に選定されています。
整備された散策コースは、春の新緑と秋の紅葉 が注目です。散策の途中ではアーティストによる野外オブジェや、観光農村へ立ち寄ることができます。

写真の「手紙」は山梨県へ向かう高速道路からも見られ、不思議なメッセージがこめられていること間違いなしですね。

埼玉県

⑮両神国民休養地（りょうかみこくみんきゅうようち）【秩父郡小鹿野町】

冬でもたのしめる自然を体験。両神国民休養地は観光拠点として両神荘を利用しましょう。ハイキング後に日帰り温泉も可能です。

1月中旬から2月下旬にかけて、例年では ロウバイ が咲き乱れます。
2月上旬から3月中旬には、 フクジュソウ が濃密なオレンジ色の光を放ちます。

近くには、日本百名山の両神山 もあるので、時間に余裕のある方はハイキング計画にいれてもいいですね。地名の「両神」は、日本の古来の神様「イザナミ」「イザナギ」の由来であるという説もあります。とても神聖な雰囲気がつたわりますね。

⑯埼玉県県民の森【秩父郡横瀬町】

都心から最も近い「県民の森」

上の写真は埼玉県県民の森の展望台から秩父市街、武甲山、奥秩父連山を撮影されたものです。ちなみに、この景色が2015年3月13日に 「外秩父丸山の眺望」として埼玉県名勝地 に指定されました。

この公園では、四季折々の森林や山野草、写真でしか見られないような植物に出会えます。動物の自然な姿も見逃せません。
施設は無料で、「森林学習室」「展示館」を利用でき、「中央広場」や「家族広場」からゆっくりしながらそれぞれの眺望を楽しめます。林間の緩やかな「斜面広場」や自然石がある流れ池の「水辺の広場」、奥武蔵丸山山頂にある「展望広場」からは関東平野が見渡せます。
「デイキャンプ場」で日帰りキャンプもおすすめ。

「森林施設」の 林間広場、広葉樹の林、記念植樹地、生産の森、野鳥の森、展示林、採取林などで本格的なハイキングを通して森林浴できます。

まとめ「森林浴の森100選」とは？

自然保護の精神を養い国民の健康増進に役立てる目的でつくられたといわれる「森林浴の森100選」。

ところが実際に、担当局の「日本の森・滝・渚全国協議会」へ伺ってみたところ、
1986年（昭和61年）に、当時の環境庁、林野庁、建設省後援のもと「緑の文明学会」「緑の文明総合研究所」で選考されましたが、当時の組織がすでになく、当時の選考基準等に至る明確なことがわからない状況とのことがわかりました。

情報の少ない森林浴の森から、じぶんだけのお気に入りのスポットを見つけるのもよし、魅力を見出す旅もよし、魅力を感じられるように感性を磨くのもよし。

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