【近畿・関西の森林浴の森100選】簡単アクセス近場の森林浴場14箇所を紹介!
もくじ ――
大阪府・奈良・三重・和歌山・兵庫・滋賀・京都にお住みの方におすすめ。
「森林浴の森100選」に選定されている近畿の14カ所の森を紹介します。実は知っていそうで知らない地元の身近な森林の魅力に気づく旅を応援します。身近な地元の旅行をマイクロツーリズムといいますが、森林であれば開放的であり周りに気を遣う必要がありませんので、時間があればいつでも誰とでも、もちろん一人でもアクセスできます。本当の意味でマイクロですね。このご時世には最適かもしれません。
大阪府
箕面公園【明治の森箕面国定公園・箕面市】
住所:〒562-0002 大阪府箕面市箕面公園
アクセス:阪急箕面線「箕面駅」、北大阪急行線「千里中央駅」より阪急バスに乗り換え「箕面駅」下車
大阪駅から公共交通機関でたったの30分でアクセスできます。
箕面公園にある落差33mもある壮大な滝は「日本の滝百選」で、公園自体は「森林浴の森100選」に選ばれております。四季折々の風情がありますので、忙しい方でも時間があればいつでも森林浴ができ、滝からマイナスイオンをチャージできます。
標高100~600mに山地にある東海自然歩道の起点である大阪府の貴重な自然の森には、多様な動植物も観察できます。大阪に住んでいるなら一度はいくべきスポットです。
金剛山【大阪府千早赤阪村と奈良県御所市の境】
住所 〒 585-0051 大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早(山頂付近は奈良県) アクセス 南海高野線「河内長野」駅下車 南海バス「金剛山ロープウェイ前」行き乗車 終点下車
近鉄長野線「富田林」駅下車 金剛バス「千早ロープウェイ前」行き乗車 終点下車
気軽に森林浴。
金剛生駒紀泉国定公園に属する標高1.125mを誇る大阪と奈良の間に聳える金剛山葛城山系の主峰。
どちらからでもアクセスができ、日帰り登山のできる人気のパワースポット。
山頂付近には「葛木神社」や1000年以上の歴史があるとされる「転法輪寺」がある。また 「森林浴の森100選」にも選ばれている ので、日本の古き良き自然崇拝の文化があるに違いない。 他のスポットにはない自然のパワーを求め足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
奈良県
大台ヶ原 いってみたい
アクセス:近鉄大和上市駅よりバスで1時間45分、終点大台ヶ原下車
西大台と東大台に分かれる大台ヶ原は、年間降水量が世界有数の3,500mmの吉野熊野国立公園に属し、日本百名山とユネスコエコパークにも選ばれております。
多量の雨の恵みが日本を代表する原生林や貴重な動植物に磨きをかけております。
西大台は入山前に手続きが必要です。
コースは4つに分かれており、初級・中級・上級がありますので幅広い層の方が愉しめます。
上の写真は初級を通ったときにみえる「正木ヶ原」です。霧が出ると幻想的な「牛石ヶ原」を通って、人気No.1スポット「大蛇嵓」から800mの断崖絶壁のスリルをあじわいます。
大台ヶ原の気候がつくりだす、もしくはつくりだした不思議な現象や地質的な特徴、動植物はいつまでも登山者に飽き(秋)を訪れさせません。
玉置山 世界遺産のパワースポット
アクセス:車が必須
何となく使われる「パワースポット」というワード。
実は、神道が根強いところがパワースポットとされているのです。玉置山がスピリチュアルたらしめる理由はこちら。
パワースポット、そこでは必ず山岳信仰などの八百万の神々(自然に神が宿る)が関係している。
玉置山には天然記念物である樹齢3000年の大樹の神代杉が社となって、玉置神社が鎮座しております。
【玉置神社と神話】
玉置神社本社のご祭神は「天神七代」の1柱である 国常立尊(クニトコタツノミコト) です。ちなみにですが天照大神・素戔嗚尊・月読命の父母である「伊弉冉尊」と「伊弉諾尊」がセットで天神七代のうちの一代と言われております。
「天神七代」は天地の初めに成り出た神を「天つ神」ともいわれております。この天つ神の言葉で、伊弉諾尊と伊弉冉尊 は日本を生んだと言われております。
この夫婦神も、玉置神社にて祀られており、その子である太陽神の 天照大神 も御祭神です。天照大神は太陽神でありながら、農業や幡織などの多様な神格をもっております。
そして初代天皇の神武天皇でもあり、伊弉冉尊・伊弉諾尊の子孫でもある 神日本磐余彦尊(カムヤマトイワレビコノミコト) も御祭神です。
太古の杉と伝承を一度にたのしめる世界遺産は世界にここだけです。これほど偉大な場所であれば、気持ちを引き締めてしっかりと知識を蓄えてから行くのも面白いかもしれませんね。
三重県
伊勢三郷山
「ロマンの森」として知られる伊勢三郷山。
住所:伊勢市浦口
アクセス:JR近鉄伊勢市駅より三重交通バス乗車「大倉うぐいす台」下車、徒歩約5分。
駐車場もあり、ハイキングや野外レクリエーションなどの森林浴を行うのに十分な機能を備えた生活環境保全林として整備されております。
森林浴を通して、季節ごとにかわる新緑美の「早春の森」や紅葉美の「秋の森」は一度ではハイカーを飽きさせません。自然と動物が調和する実の成る木が多い「野鳥の森」や、市内の小中学校の森林教育の宝「学校の森」があります。アクティブな気分ではないときは、東屋を備えた「こかげの広場」や「いこいの広場」で一日中ゆっくり過ごすこともできるので、愉しみ方はひとそれぞれです。
また、展望台の「ふれあいの広場」は伊勢湾を見渡せる景色は格別です。
思う存分自然を美を享受して、みなさんの感性を磨いていき、ロマンチックな景観として楽しめるようになるといいですね。
赤目四十八滝
アクセス:近鉄大阪線「赤目口駅」よりバスにて約10分
車・大阪(西名阪国道)~針IC~R369~室生~R165~名張~赤目滝(針ICより約20km)
車・名古屋(東名阪国道)~上野IC~R368・165~名張~赤目滝(上野ICより約24km)
忍者修行の里。赤目四十八滝で、伊賀と大和の国境を流れる滝川の上流に連なる数々の瀑布が美しい大自然のアートを感じる。
清らかな流れをもつ渓谷と深い森がつくる深山幽谷は、四季折々の自然と滝を臨むことができます。室生赤目青山国定公園の中心に位置する赤目渓谷は、「遊歩100選」である約4Kmの回遊路があります。往復3時間程度で、名の有る滝だけで、滝壷を含めて23瀑もの滝を見ることができ、長坂山へ向かうトレッキング道からは赤目渓谷を一望できます。
また「森林浴の森100選」だけでなく「平成の名水百選」「日本の滝100選」でも選定されており、多方面から評価されていることがわかります。
天然記念物のオオサンショウウオも生息しているとのこと。入口には日本サンショウウオセンターが設置されております。
3月には「滝びらき」、10月~1月には渓谷ライトアップイベント「幽玄の竹あかり」が開催されます。
「赤目四十八滝の伝説」も有名で、下調べをしておけば、より一層自然と歴史を味わうことができます。
赤目の由来は、不動明王の乗る赤い目をした牛が出現したという伝説からきております。
仏教色が強く、また空海の像が設置してあり赤目四十八滝を訪れる皆様の安全・無事を守って下さっています。
忍者の修行地としても言い伝えられられております。
伝説に関して詳しくはこちらから
和歌山県
高田の里
アクセス:JR新宮駅から熊野交通バス高田行きで30分、相賀下車
世界遺産にある熊野古道の「熊野川」の支流「高田川」の渓谷沿いにある山里。
新宮市の高田という地域にあって、高田の里で検索してもなかなか詳しい情報がみつけられないので注意が必要。
森林浴の森100選の地としては、日本の滝100選の「桑ノ木の滝」がある桑の木谷一帯がおすすめです。登山口には由緒正しい相賀八幡神社があります。
この地域の中心は 「高田グリーンランド」 といわれており、熊野の雲海のような乳白色の湯がある雲取温泉は絶対いきたい。
ほかに、高田川には第一と第二の「自然プール」があり、夏場の水遊びも楽しそうですね。
世界遺産「熊野古道」は有名ですが、
その中でも高田川の先にある川の山詣道「熊野川」は本社から熊野速玉大社への交通手段として利用されておりました。いまでは「熊野川舟下り」が道の駅「瀞峡街道熊野川」から利用できます。
歴史の道熊野古道
アクセス:出発地点を考えましょう。車で直接本宮にアクセスも可能です。
熊野古道とは「熊野三山」である「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」を詣でる参詣道です。
県や市区町村を跨ぐ4つのルートがあります。京都・大阪から「紀伊路」を通って、田辺から山中を東に分岐する「中辺路」、海岸方面へ分岐する「大辺路」、高野山と本宮を結ぶ「小辺路」、伊勢神宮から熊野を目指した「伊勢路」です。
森林浴の森100選で選定された熊野古道は所在地が田辺市となっているが、厳密にいうとこの4つのルートを全域といってもいい。ただし、全域を通るとなると数日かかり数百キロの距離を移動しなければなりません。
田辺市は熊野古道のルートのうち、「紀伊路」「中辺路」「大辺路」の分岐点になっているので、休憩や滞在、準備にはもってこいの場所なため選定されたのかもしれません。(選定基準は公式でも不明)
1週間かければ、本宮へ行き、新宮市の方面へ南下し、大辺路を通って一周するコースもできなくはないかもしれませんね。
兵庫県
布引と再度山 【新神戸駅の真裏】
新神戸駅を出てすぐ
新神戸駅を出てすぐ、森林浴の森100選の布引と再度山にアクセスができる。
「再度山」は再度山永久植生保存地を中心として古くから良好な森林が保全・育成されてきた修法が原周辺は、1937(昭和12)年に再度公園として整備されました。瀬戸内海国立公園の一角でもあるということも注目です。
それでは参ります。まずは、新神戸駅をでてすぐに、「布引の滝」があります。布引の滝は「雌滝(めんたき)」、「雄滝(おんたき)」、「夫婦滝(めおとだき)」、「鼓ヶ滝(つつみがたき)」の4つの滝から成り、歌物語「伊勢物語」に登場します。平安時代から親しまれていたのですね。。。
雄滝のつぎに石段を登って神戸の街を臨める「みはらし展望台」へ。
「みはらし展望台」のちかくにある重要文化財の「布引貯水池」や、「猿のかずら橋」の展望も時間があればみてみたいですね。
ここから市ヶ原へ向かい、車道と沢沿いの道を登って再度公園に到着です。秋であれば、すばらしい紅葉を目にすることができます。
再度山を堪能したら、ピザとスペアリブが人気の再度山荘まで下ってゆっくりランチを愉しむのもいいかもしれませんね。
天滝渓谷
弘法大使の伝説も残る天滝渓谷。
渓流沿いの登山道を約1.2km登る(往復90分のハイキング)と、突然目の前に白い水の柱『天滝』が現れる。
その天から降り注ぐかのような荘厳さは見る人を魅了します。
渓谷には夫婦滝(めおとだき)、鼓ヶ滝(つつみがたき)、糸滝(いとだき)などのなど大小8つの滝があり、中でも天滝は兵庫県下一の落差98メートルを誇る名瀑。『日本の滝100選』にも選ばれている。
また、季節により春の新緑、秋の紅葉、冬の厳寒に凍る滝(完全に凍ることはありません)と表情を変え登山者を楽しませてくれます。
毎年11月3日には、地元の住民による『天滝もみじまつり』が開催されています。
天滝の水の音は、永遠と止まない水の呼吸のごとく、観光客呼び寄せ続ける。
【注意点】
・ヒルやマムシが出ますのでご注意ください。
【その他】
・天滝観瀑所より俵石や杉ヶ沢高原にぬける登山道があるが現在は登山道に崩落箇所があるため通行禁止となっている。
滋賀県
こちらどちらも琵琶湖を一望できるハイキングコースがあります。森林浴の森100選で滋賀県を担当した方は琵琶湖が好きだったのかもしれませんね。というのは、森林浴の森100選の選定基準は不明だからです。
昭和のものなので、資料ものこっていないとのことなので、選定された理由は観光客にゆだねられております。自分なりに理由をみつけるハイキングにいってもいいのではないでしょうか。
臥龍の森(雨山文化運動公園)
アクセス:JR石部駅から徒歩40分もしくはコミュニティバスめぐるくんに乗り8分「石部中学校」下車
臥せられた龍と琵琶湖を一望する。
雨山文化運動公園内にあり、野鳥の森・憩いの広場・曙の森・立石の森・陽だまりの森・清風の丘・龍三の峰・瞑想の森・巽の森といった9つの区城の森林で構成されております。
雨山文化運動公園(臥龍の森)はそれぞれが約4㎞の特徴あるコースをたどる森林浴場は、約57haの林と多くの花木で植えられております。キャンプ場やテニスコート、プール、体育館がありますので、家族連れの方でも一日中たのしむことができます。
標高280mの竜王の峰の頂上からは琵琶湖を一望することができます。また春には1000本以上の桜が咲く花見の名所へと表情を変えます。
金勝山‐こんぜやま
JR栗東駅東口または手原駅東口よりこんぜシャトルバス30分(4~6月、10月11月の土日祝のみ)
自然豊かなまちに聳える近江湖南アルプス。
金勝山は「金勝山ハイキングコース」として認知されており、阿星山・竜王山・鶏冠山で構成されております。
竜王山には注目すべき史跡の「金勝寺」や平安時代につくられた狛坂磨崖仏(こまさかまがいぶつ)がありこちらもハイキングコースで堪能できます。また、自然にできた天狗岩や耳岩といった珍しい形の岩も必見です。
ハイキングの主な立ち寄りスポットとして「九品の滝(くぼんのたき)」があります。3段にわかれ落ちる様子が、仏教でいう九品浄土をを想起させることからこの名がつけられたとのこと。九品とは、3の物質や3の人の性質(3×3)を分類したものとされ、上品・下品の語源とされています。
京都府
大江山の森【鬼伝説・大江山鬼嶽稲荷神社】
アクセス:大江山の8合目鬼獄稲荷神社へ
京都丹後鉄道「大江駅」下車。市バス「大江山の家」行き終点下車、徒歩1時間
鬼伝説の里「大江」に近畿随一の雲海。
丹後天橋立大江山国定公園に指定される大江山の森の中には、
「鬼嶽稲荷神社」があり日本原産のブナ・ナラの森林に包まれております。とくにブナ林は原生林として残る貴重な森です。
神社までは車でアクセスができ、ハイキングをする方からも大人気です。
大江山の8合目にある鬼嶽稲荷神社は、秋の雲海も有名なので、「湿気が多く、なおかつ夜と朝の寒暖差があることと無風」といった条件を確認してから参るのもいいですね。
「酒呑童子」をはじめとする鬼伝説があるパワースポットですので、下調べしていくといいかもしれませんね。
末山・くつわ池自然公園
所在地:宇治田原町大字郷之口小字末山3
アクセス:JR奈良線「宇治」駅、京阪「宇治」駅から京都京阪バス「維中前(いちゅうまえ)行き」「緑苑坂(りょくえんざか)行き」「工業団地行き」のいずれかに乗車、「くつわ池」バス停下車 受付まで徒歩約5分
都市からもアクセスしやすいため、誰もが自然を満喫できる。
新しく設置されたハート型の展望デッキは、宇治田原町を臨むのに最適なスポットだ。
公園の総面積は約102ヘクタールと、東京ドーム22個がすっぽりと入るほどの広さで、四季を通じて訪れる人を楽しませてくれます。
宇治茶で名高い綴喜郡宇治田原町にある「末山・くつわ池自然公園」は、その名の通り豊かな自然に恵まれ、馬具の「くつわ」のかたちに似ていることから「くつわ池」呼ばれるようになりました。
池では「へらぶな釣り(有料)」も年中利用できます。
四方に延びた自然散策道の周辺にはバンガロー、3箇所のキャンプ場、林間広場等が整備されております。家族連れやグループでバーベキューやテニスコート、ハイキングなどを愉しむにはばっちりなアウトドア環境です。