【日帰り富士宮】桜・滝・高原を周る「富士の巻狩りコース」|白糸ノ滝・狩宿の下馬桜・朝霧高原
もくじ ――
日本五大桜の一つ 【狩宿の下馬桜】 を目的に来る方が多い富士宮市ですが、それだけで終わってしまうのは勿体ない。たしかに、それだけでも十分満足できるほどですが、富士宮市にはまだまだ「富士山」を世界遺産たらしめる要素の 「白糸ノ滝」 や富士山を背景にしたひらけた 「朝霧高原」 があります。
それぞれ30分以内で車移動できる ので、まとめて周るのがおすすめです!
山梨方面の富士五湖(山中湖・河口湖、西湖、精進湖、本栖湖)方面から来る方は、朝霧高原からまわるといいかもしれません。
逆なら、 狩宿の下馬ザクラ→白糸の滝→朝霧高原の順 で周って、富士五湖でキャンプという楽しみ方がいいですね。
わたしは この周り方を「富士の巻狩り」と呼んでいます 。その理由は下記をご覧ください!
①【狩宿の下馬桜】富士宮日帰りコース入り口
樹齢800年以上といわれる狩宿の下馬桜。日本五大桜で「特別天然記念物」 に指定されています。4月中旬には多くの観光客が訪れ、周辺の菜の花も桜とのコントラストを生み出していて素敵です。
長年に渡ってこの景観を維持してきた背景には何があるのでしょうか。
1193年、源頼朝によって「富士の巻狩り」 が行われました。目的としては自分の権威を誇示するために、馬にのって富士の東方(静岡県御殿場市や裾野市)から西方の朝霧高原の範囲を移動し、生息する動物を狩ることでした。
その際に、源頼朝が馬から降りて繋いだ木として、国内最古のヤマザクラ「狩宿の下馬桜」と命名されました。
1193年の狩宿の下馬桜はどのような姿をしていたのか。源頼朝が馬を降りてしまうほど、心惹かれる姿であったに違いありません。
いまでは 特別天然記念物として日本を代表する桜です。
次に「富士の巻狩り」は北へ向かいます。
②【白糸ノ滝】源頼朝も感動してしまうほどの絶景
滝といえば迫力があって大きいというイメージがありますが、実際に「白糸の滝」を観てみると「美しい」「綺麗」「素敵」で表せない何とも言えない感覚になりました。
自然は体感することで初めて、その良さに気づける点も多いと思います。
白糸の滝の前の坂を上っていった先に展望があり、富士山を背景にした白糸の滝がみられます。
ちょうど日が差して白糸の滝一帯が濃い色へ染まりました。
③【朝霧高原】富士の巻狩りの終点!絶対食べたいソフトクリーム
富士山を間近に仰ぎ見ることができる、緑豊かな高原。
5月から8月にかけて朝夕霧が発生する可能性が高く、それが名前の由来となっています。
朝霧高原は酪農が盛んで、道の駅で販売されている人気ナンバーワンの「あさぎり牛乳ソフト」は、
あさぎり特濃牛乳を60%使用 しています。
そして、ここで源頼朝の「富士の巻狩り」の範囲は終わりだといわれています。
道の駅からすこし北上して山梨県との県境あたりにくると、ススキの高原がひろがっていました。ススキは秋なので、源頼朝がきた春の頃にはみられなかったでしょう。
もし、秋にきていたら違った名所としてのこっていたかもしれません。
【おまけ】本栖湖へ!山梨県へ北上して20分
こちらが、旧1000円札の裏側の背景となっている本栖湖 です。
朝霧高原を周ったあと、時間があれば本栖湖で反射する富士山の絶景をみにくるのもいいかもしれませんね。
時期によっては、本栖湖のとなりにある 「竜が岳」 から朝方にかけて ダイヤモンド富士 をみることができます。