【2025年春】今年こそ見たい!行政が選ぶ東北の桜「みちのく三大桜名所」
もくじ ――
日本一の桜祭りが開催される 弘前公園(ひろさきこうえん) や約150種類の桜を擁し2㎞にわたる桜並木がある 北上展勝地(てんしょうち)、江戸時代からの歴史ある「武家屋敷通り」に並ぶ樹齢300年以上の古木から若木のシダレザクラを擁する 角館(かくのだて)
青森県弘前市、岩手県北上市、秋田県仙北市の3市が合同で、「日本さくらの名所100選」の中から【みちのく三大桜名所】を選定しました。
4月中旬から北上展勝地、角館、弘前公園の順で桜の見ごろを迎えます。
東北を代表する それぞれ違った桜の景色 を楽しみに行きましょう!
【青森県弘前市・弘前公園】冬にも咲く桜!?
年間、約200万人の観光客が足を運ぶ弘前公園。
弘前公園の桜は 「桜守」 と呼ばれる弘前市職員 によって維持管理されています。他の桜名所も同様に、誰かの維持のもと景観を楽しめるということを忘れてはいけませんね。
冬の桜??
冬に咲くさくらライトアップ実行委員会様ご提供のお写真
春以外でも楽しめるイベント「冬に咲くさくらライトアップ」 にも注目。
実際には桜の花が咲くわけではなく、真冬の雪が桜の枝に積もり、ピンクの外灯があたることによってみられる景色を「冬の桜」と称している のです。いまではそれに合わせて冬季にライトアップされます。
冬の 12月から~2月下旬あたり がライトアップされる期間で、
・冷え込みすぎていない
・桜の枝に雪が積もっている
・お堀が真っ白になっている
という条件が揃う日がより綺麗な景色を楽しめる日です。
弘前公園の注目スポット
「桜の古城」として有名な弘前公園ではソメイヨシノだけではなく、古城の白壁 や 老松の緑 もたのしめます。
この弘前城は、江戸時代には津軽氏が居城して弘前藩の藩庁が置かれ、現在では 国の史跡に指定されています。
また日本100名城、美しい日本の歴史的風土100選、人と自然が織りなす日本の風景百選、平成百選の一つでもあります。
桜以外にも注目して、観光をたのしめますね。
アクセス:〒036-8356 青森県弘前市下白銀町1
※弘前市内には100円バスもあります。
【岩手県北上市・北上展勝地】川沿いに続く約2㎞の桜並木
夜には約1万本の桜がライトアップされ、幻想的な空間をつくりだしますが、10万株のツツジも見逃せません。ツツジは4月の春先から6月の初夏にかけて特徴的な花を輝くでしょう。
桜まつりの期間では、人々を優しく迎えてくれる長い桜のトンネルの横にある北上川には観光遊覧船や渡し船が往来し、300匹の鯉のぼりが春の空をゆらゆらと泳いで待つ。
桜並木の間を走る観光馬車がノスタルジックな雰囲気も醸し出します。
展望できる名勝・景勝の地という意味から、この 「展勝地」 という名前がつけられました。
4月中旬ごろから咲くソメイヨシノに、5月上旬のカスミザクラが春の森林セラピーロードへと昇華させてくれます。
アクセス:〒024-0043 岩手県北上市立花
【秋田県仙北市・角館(かくのだて)】東北で京都を体験!?
約450本のシダレザクラのうち、162本が国の天然記念物に指定されています。
シダレザクラとは、やわらかい枝が垂れるサクラで、満開の光景はまるで紅色の滝を眺めているかのようです。
昔にタイムスリップするかのような空間は「みちのく小京都」 と称され、雨が降っているとより情緒あふれる雰囲気をただよわせます。
敢えて、人の少ない雨の日にいってみるのも面白いかもしれません。
そして、見どころはこのシダレザクラの並ぶ歴史的 「武家屋敷通り」だけではありません。
【桧木内川堤(ひのきないがわつづみ)】もう一つの桜名所へ
武家屋敷通りのシダレザクラとは違った、2㎞続くソメイヨシノの桜並木へ。武家屋敷通りから10分ほど歩くとたどり着けます。
4月下旬から5月上旬にかけて「武家屋敷通り」と「桧木内川堤」で「桜祭り」が開催 され、日没からはライトアップで楽しめます。このふたつの名所をまとめて、角館は桜名所になっております。この限られた期間でそれぞれの違った桜の表情を一度で眺められます。
まとめ
コロナ期が重なってしまって、開催中止になるさくら祭りがおおいですが、人が集まりにくい場所では桜祭りが開かれています。弘前公園でも、三密を抑えられるという理由から開催できました。念のため、出かける前に調べてからむかいましょう。
「みちのく三大桜名所」は市が合同で観光客誘致の目的でつくられました。東北の桜名所がここだけというわけではありません。
福島県にある 「三春滝桜」は日本五大桜 の一つで、樹齢1000年超の国の天然記念物です。
他にも __東北で日本の桜100選に選定されている名所も尽きませんのでチェックしましょう!!
ほかの場所にこっそりいってみるのもいいかもしれませんね。