【梅雨とは?】過ごし方から自然の楽しみ方を攻略!
もくじ ――
冒頭から質問です。梅雨は主に毎年夏前に来る気候現象ですが、「 日本には梅雨のこない地域が2つあります。一体どこでしょう? 」 。
この時期は湿度が上がるので、暑く感じたり、髪がバサついては、お肌が気になったりと様々な問題があげられますね。そんな梅雨の過ごし方やアウトドア時の服装に関しても触れられたらなと思います。
梅雨とは
梅雨といえば 紫陽花 (アジサイ と読む)ですね。
梅雨は 日本だけではなく朝鮮半島と台湾、中国南部でもみられる季節現象 なのです。しかし、日本には 北海道と小笠原諸島にだけ梅雨はありません。 梅雨が欧米諸国にないのと同様そのどちらにもありません。
梅雨の時期
6月ごろ になるとロシアの方からオホーツク海気団という空気のかたまりがやってきます。一方で日本の南から小笠原気団(太平洋高気圧)がやってきて、お互いがぶつかりあって梅雨の元である 梅雨前線(ばいうぜんせん) ができます。
梅雨っていつから、どのくらいの期間つづくのだろう?
平年の梅雨入り明け
梅雨に入ることを 梅雨入り 、終わりを 梅雨明け といいます。
入り明けにはそれぞれ5日間移り変わりの期間を設けています。「5日間この天候が続いたから春が終わったんだ、夏が始まったんだ」と確信できる期間ということですね。
日本の梅雨入りは地域によって変わる
ちなみに関東甲信越の梅雨入りは、6月8日のようです。沖縄ではなんと5月9日が梅雨入りで、東北・北陸は6月15日が平年の梅雨入りで1か月間の違いがあるんですね。そのため、日本というより 日本の地域ごとによって梅雨入りが決められます。
沖縄 | 九州 | 中国・四国・近畿 | 東海 | 関東甲信越 | 東北北陸 | |
---|---|---|---|---|---|---|
入り | 5月9日 | 6月3日 | 6月6日 | 6月6日 | 6月8日 | 6月13日 |
明け | 6月23日 | 7月17日 | 7月20日 | 7月21日 | 7月21日 | 7月26日 |
年によって変動はしますが全国で約 44日間が梅雨の期間 とみなされます。
ニュースなどで梅雨入りと発表された際には44日後を計算してみるのもいいですね。梅雨のドンヨリとした感じが、精神的にも辛くなるかもしれません。
ただ、 梅雨明けを望むだけではなく梅雨という季節の過ごし方を考えてみるのはどうでしょうか? せっかくの東アジア特有の季節なんです、梅雨があるからこそ梅雨を題材とした文学作品も生まれるわけなんです。
梅雨の過ごし方
<夏の象徴:入道雲> たしかに、雨が降る日が多くて外へはあまり出たくはありませんし、気候変動のせいで近年ではゲリラ豪雨なども頻繁に起きますよね。
梅雨は季節の変わり目ということ【春→夏】
冬に使ったコートやアウトドアの用具は クリーニングに出して片付けてしまう のがいいですね。春なら急な寒さで山でもコートが突然必要になったりする場合がありますが、梅雨が明けてしまえば富士山登山や山で宿泊しない限りはコートは必要ありません。
体の休憩だけでなく、いままで使った備品を整理することで心身ともにリラックスを図りましょう。梅雨という鬱蒼とした期間であっても、気が楽になるとおもいます。
アウトドアの服装・ハイキング
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山であれば天候の変化は顕著なものですが、梅雨から夏にかけては地上においても変化が甚だしいものです。梅雨は 雨が多い季節 であり、上で書いたように小笠原気団という 湿った空気が流れています 。なので森や山に限らずいたるとこでジメジメしております。
- ハイキングをするなら カッパ・レインコート は必須
- 街中であれば 折り畳み傘
- 湿っていると汗をかきやすく、体がべたついてくるので ボディシート があるといいですね
- 髪型が崩れやすい ので再セット用品も備えてるといいですね
さいごに
梅雨だからやることがないのではなく、やることを見つけることが大切だとおもいませんか。または、心身の疲労を取り除くつもりで逆に何もしないのもいいです。何かしなきゃいけないと、常に何かに追われる生活は精神的に疲れてしまいます。
みなさんそれぞれの梅雨を楽しんでくださいね。