【NO MORE正論】山や森林で用を足してください!!行動指針を持って森林浴を満喫!!

開発担当 スサオ
開発担当 スサオ
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もくじ ――

    用を足しても大丈夫なのか

    山や森林での森林浴中に、どうしても用を足さなければならない状況があるかもしれません。

    適切なマナーと方法を守れば、 自然環境への影響を最小限に抑えつつ、用を足すことは可能です。

    自然環境にメリットがある!?

    実は、適切に処理された排泄物は、土壌の栄養源となり、生態系にポジティブな影響 を与える可能性があります。

    排泄物が土壌の栄養になる

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    人間の排泄物には、植物の成長に必要な窒素やリン、カリウムなどの栄養素が豊富 に含まれています。これらが土壌に吸収されることで、植物の生育を促進します。

    微生物の活動を活性化

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    排泄物は有機物の供給源となり、土壌中の微生物や菌類の活動を活発にします。これにより、土壌の肥沃度が高まり、健全な生態系の維持に寄与します。

    自然の物質循環に貢献

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    生態系では、動植物の排泄物が分解されて栄養素として再利用されるのは自然なプロセスです。 適切な処理を行うことで、人間の排泄物もこの循環に加わり、環境へのメリットをもたらします。

    適切な処理方法

    正しい方法で排泄物を処理することで、微生物による分解が促進され、環境へのポジティブな影響を最大限に引き出すことができます。

    穴を掘って埋める

    15〜20cmの深さの穴を掘り、 排泄物を埋めて土をかぶせましょう。これにより、微生物が効率的に分解を行い、臭気の拡散や野生動物による掘り返しを防ぎます。

    水源から離れる

    水質汚染を防ぐため、川や湖などの水源から60メートル以上離れた場所 を選びましょう。これにより、排泄物が水源に流入するリスクを低減できます。

    温暖で湿度の高い場所を選ぶ

    温暖で湿潤な場所は、微生物の活動が活発で、排泄物の分解が早く 進みます。森林内の湿った土壌や日陰になっている場所が理想的です。

    有機物が豊富な土壌を選ぶ

    落ち葉や腐葉土が多い場所は、土壌が有機物を豊富 に含んでおり、微生物が活発に働いています。こうした場所では、排泄物の分解がより早く進みます。

    避けるべき場所

    乾燥した場所:微生物の活動が鈍く、分解が遅れます。
    水源近く:水質汚染のリスクが高まります。
    人目につく場所:他の利用者への配慮が必要です。

    【大前提】行動指針

    用を足してもいいと言いましたが、
    環境保護と安全を確保するためには、以下の大前提を守ることが重要です。

    既存のトイレ施設を優先利用

    yamagoya

    山小屋や設置されたトイレ、携帯トイレ が利用可能な場合は、それらを優先的に使用しましょう。環境への影響を最小限に抑えることができます。

    排泄場所の分散

    bunsan

    多くの人が同じ場所で用を足すと、環境への負荷が高まります。場所を分散させて、特定のエリアに過度な負荷がかからないようにしましょう。

    人気のスポットで多くの方が用を足してしまうと、自然の分解が追いつきません。 また、異臭がし、見た目もよくありません。

    携帯トイレの持参

    toilet

    特にトイレ施設が少ないエリアでは、携帯トイレを持参することをおすすめします。排泄物を持ち帰ることで、自然環境への影響をさらに減らすことができます。

    我慢をしないこと!!

    gaman

    水分補給を我慢すると脱水症状を引き起こす可能性があります。また、トイレを我慢すると膀胱炎などの健康被害につながります。健康を第一に考え、適切なタイミングで用を足しましょう。

    用を足す際のマナー

    他の利用者や自然環境への配慮を忘れずに行動しましょう。

    目立たない場所で行う

    他の人の視界に入らない、目立たない場所を選びましょう。プライバシーの確保と他者への配慮になります。

    トイレットペーパーの扱い

    使用後のトイレットペーパーは、持ち帰るか、自然分解性のものを使用して一緒に埋めます。ゴミの放置は環境汚染につながります。

    注意点:トイレットペーパーを放置すると、野生動物が誤って食べてしまう危険があります。

    野生動物への影響を最小限に

    食べ物の残りやゴミを放置すると、野生動物を引き寄せる原因になります。全て持ち帰ることを徹底しましょう。

    分解を促進するテクニック

    排泄物の分解を早めるための工夫を紹介します。

    太陽光の活用

    日当たりの良い場所 を選ぶと、土壌温度が上がり、微生物の活動が活発になります。ただし、人目につかないことを優先しましょう。

    落ち葉や小枝の利用

    埋める前に落ち葉や小枝を混ぜる ことで、有機物量が増え、分解が促進されます。

    微生物資材の使用

    市販の微生物資材を持参 し、埋める際に一緒に入れると、分解速度がさらに向上します。

    持ち物リスト

    用を足す際に役立つアイテムを準備しましょう。

    スコップ

    穴を掘るために必須です。軽量で折りたためるものがおすすめです。

    トイレットペーパー

    必要な分だけ持参します。自然分解性のものを選ぶと良いでしょう。

    携帯トイレ

    環境への影響をさらに減らしたい場合に便利です。排泄物を持ち帰ることができます。

    ジップロック袋

    使用済みのペーパーやゴミを持ち帰るために使います。臭い漏れ防止にもなります。

    まとめ

    山や森林での用足しは、適切な知識とマナーを持って行動すれば、自然環境への影響を最小限に抑えることができます。行動指針を守りながら、森林浴を存分に満喫しましょう。自然を大切にする心遣いが、未来の美しい環境を守る一歩となります。

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