千葉|筑波山・都内から90分で日本百名山へ、ロープウェイに乗って日帰り登山

デザイナー テラス
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もくじ ――

    「関東平野に聳える野山の錦」

    東京から車が無くても簡単にアクセスでき、ロープウェイとケーブルカーを使えるので初級者でも登れます!日本百名山に登録され、万葉集で最も多く詠まれた山で、東西に並ぶ 女体山男体山 から成る独立双耳峰です。

    最後に 筑波山をより楽しむ方法 も載せています。

    アクセス:つくばエクスプレスでつくば駅へ。つくばセンターから筑波山神社入口 バス30分
    所在地:車でお越しの場合は「筑波山神社」か「筑波山京成ホテル」をカーナビで設定しましょう。

    ロープウェイ・ケーブルカーから自然の景観

    2 つつじが丘-ロープウェイ

    大駐車場脇の つつじが丘駅からロープウェイで女体山駅へ←定番スタートコース
    筑波山神社隣の 宮脇駅からケーブルカーで筑波山山頂駅へ←帰路で利用
    >>こちらでマップを位置確認をしてみるといいかもしれません。

    ケーブルカーやロープウェイで山頂を目指すと、中腹からスギやヒノキの人工林や、コナラ、アカシデ落葉針葉樹が見えてきます。標高700メートルを超えると 山頂部を中心にブナ林 の広がりをみせております。

    【定番のつつじが丘コース】ロープウェイを使わない!- 登山口~女体山頂上(90分)-

    3 登山口

    しっかり舗装されていますので、安心。今回はケーブルカーのある、 筑波山神社から始まる御幸ヶ原コースは帰路で利用します。

    東の女体山に向かう遊歩道 には、スズタケが密生するブナの大木があり、早春には美しさで競う様々な春植物(春の妖精)が咲き乱れるでしょう。
    色とりどりの植物が楽しませてくれるゆるやかな道を歩いていきましょう。

    女体山へ到着。関東平野を一望する!

    4 女体山

    突出した巨岩が有名な女体山です。

    男体山と女体山にはトイレがありますので、万が一催したときも安心です。男体山のルートは急な道があるのでここで景観をたのしみながらゆっくり過ごすのがいいですね。

    男体山へ向かう(約30分)【北斜面と南斜面の違った魅力】

    5 女体山-男体山

    巨岩が露出する女体山は南斜面にあたり、ブナ林の中にヒサカキやアオキ、シロダモ、アカガシ、シキミといった多くの常緑樹が観られます。

    一方で、男体山の山頂駅から西に下る遊歩道は北斜面と南斜面の全く異なる植生分布が確認できます。北斜面へうつると南斜面とは違い、常緑樹がみられず落葉樹だけになり、春にはこの北斜面の緩い谷で春の妖精たちの咲き乱れる姿を楽しめます。

    男体山の御幸ヶ原コースから下山し、筑波山神社へむかいます!

    筑波山神社

    6 筑波山神社

    3千年以上の歴史がある霊峰「筑波山」は、中腹の拝殿から山頂までが境内に含まれています。関東地方に人が住むようになってから信仰されてきました。

    「ツクバヤマハレ(筑波山晴れ)」という言葉は戦時中に使われた「直ちに帰没せよ」を意味する隠語です。
    筑波山と歴史には密接な関係があります。

    ★筑波山をより楽しむための知識の森(ウンチク)

    7 知識の森

    筑波山は茨城県の中部に位置し、周囲が平野に囲まれた独立する山(独立峰)です。山頂部にブナ林が発達する貴重な山で、火山ではないことに注目したいです。 ブナの果実は10月頃に成熟し、生のまま食べられる のも非常時にはいいかもしれませんね(笑)

    「西の富士、東の筑波」

    この山自体は筑波山神社の境内にあり、江戸時代には「江戸の鬼門を守る神仏のいる」ところとして徳川幕府からも保護されていました。

    ツクバの名がつく植物たち

    筑波山で命名された約26種類の植物、ツクバザサ、ツクバヒゴタイ、ツクバトリカブト、ツクバスゲなどがあるのです!

    山麓や中腹はスギの 植林地 (人によって植えられた木々)が多く、山麓には農用林としてアカマツ林やコナラ林が広がり、その中にある筑波神社拝殿付近には 自然林 (自然に生えた木々)であるスダジイ林が分布しております。

    貴重なブナ林が関東平野に残る

    筑波山で見られる ブナの仲間のイヌブナとブナの2種は、標高550メートル以降に分布する ことがわかっています。このブナの仲間が観察できる場所は台風や伐採、すでに枯渇しているといった要因で持続が心配されています。一方でゆっくりと次世代のブナが芽吹いていく動きも認められており、 関東平野の低海抜に残る貴重なブナ を大切に保護していきたいですね。

    まとめ

    夕陽とかさなった筑波山。女体山と男体山は仲良さそうですね。
    関東を一望しながら、素敵な日々を共に過ごしているのでしょう。

    茨城ときいてアクセス面をきにしてしまうかもしれませんが、意外にも 秋葉原から90分程度で登山口にいける のです。
    中々遠くへ旅行に行く時間がない方でも日帰りで大自然を体験できます。
    忙しい日々のストレスをリフレッシュしましょう!

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