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温泉大国で「温泉ハイキング」|温泉の効き目、森林浴との相乗効果を解説

開発担当 スサオ
開発担当 スサオ
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もくじ ――

    温泉に入浴して癒やされるかのように、森の中に入ることには癒やしの効果があると言われています。森林浴ができる地域で温泉へ入れたら相乗効果は間違いなしです。

    日本は温泉大国なので、ハイキング後に温泉地を簡単にめぐれる「温泉ハイキング」が可能です。場所によって温泉成分が異なるので効き目もまた変わってきます。

    日本には、より効果のある「森林浴」を可能とする癒しの森「森林セラピー基地」として認定されている場が点在しています。

    温泉ができるまでの過程

    「温泉なんて、地下から湧き出すただ温かいだけのお湯なんでしょ?」

    こういった声が聞こえます。
    ところが温泉を科学的にみるとただ温かいお湯ではないということが立証されているのです。

    地球の成分を含有

    温泉は、地下から地表に出てくるまでの長い過程の中で、驚くほど複雑な成分を溶かし込んでいるのです。
    地表から地下数キロも深いところまでしみ込んだ雨水などがマグマなどによって、ゆっくりと熱せられ、さまざまな養分を含んで再び地表に顔を出したのです。

    地域によって地質が変わるので、成分も匂いも変わってきます。中には、効果が強いために長時間はいれないところもあります。

    温泉は薬用液

    温泉に含まれる成分は、すべてからだによい効果を与えます。「薬用液」の一種と考えてもいいのです。

    ヨーロッパでは「温泉のお湯は、人間のからだを魔法のようにすべてをなおしてくれる神秘の水」と今日でも信じている人が非常に多いです。

    温泉の効果‐じつは複雑なんです

    温泉の効き目は、大きく分けて3つになります。

    ・物理的作用:温熱・水圧・浮力
    ・科学的効果:お湯に含まれる成分を吸収すること
    ・転地効果

    1.物理的効果

    温熱

    温熱によってからだを清潔にし、新陳代謝を活発にすることで自律神経系によい影響を与えます。また、縮んている血管を拡げ、血液の流れを盛んにするので、血圧を下げるだけでなく鎮痛効果も発揮します。

    水圧・浮力

    水圧により呼吸機能や各種の筋力の働きは活発になり、浮力によって、腰痛などの下人から重力を受けて動かせなかったからだが、水中ではほぼ自由に活動し、運動できるようになります。

    2.化学的効果

    人間に必要なミネラルをはじめとするいろいろな成分を吸収することです。お湯に含まれている成分が、体表、膣、気道、肺、胃腸などから体内に吸収される薬理効果を上げることができます。

    3.転地効果

    転地効果というのは日常の環境からまったく別の環境に生活のリズムを変化させることによって得られるメリットです。
    自然の地形、気候の変化から影響を受けて、脳下垂体—副腎系が刺激され、各種ホルモンの分泌が活発になります。そして、精神を安定させ、からだのバランスのくずれやひずみをなおして、元の良い状態に復元する効果があるのです。

    温泉療法を活かす森林浴

    温泉の効き目に関して説明しましたが、今日一番温泉療法が期待されるのは、ストレスの分野においてです。
    年代層に関係なく現代人のほとんどはストレスを感じており、慢性化していることが多いです。特効薬といったものもありません。

    ストレスに対する温泉効果

    まず、入浴することにより緊張をときほぐします。日常の束縛から解放され、自然にひたって新鮮でおいしい空気を吸うことにより自立神経の働きを正常な状態にできます。

    微温がより効果的

    接氏38度くらいでの入浴は、副交感神経の働きを活発にして神経を静め、落ち着かせます。また、新陳代謝が盛んになるので、過労や栄養の取りすぎから起こる血液の汚れにも効果があります。

    森林浴・ハイキングで相乗効果を促す

    医学では「緊張と弛緩」の組み合わせが必須です。つまり、引き締めたり、ゆるめたりすることで、からだは正常になります。
    温泉では緊張を解きほぐすことができますが、からだを緩みっぱなしにすると、しまりがない、だるいといった体調が続くことになります。

    温泉の前の森林が刺激剤

    温泉に入るだけでなく、早い機会に軽い運動をすることによって、からだの動きを支えている骨格筋など主な筋肉は、刺激を受けて以前よりももっと若々しくなり、老廃物を体外に出す能力も強化されます。

    また、歩行運動によるからだへの一定の運動負担により呼吸・循環器系を活発にし、弛緩から起こるだらけを防ぎ、軽度の体力づくりにも役立ちます。

    屋外で自然と出会うことや、ジョギングなどの軽運動は、温泉保養の刺激剤になり、とてもよい影響を与えるのです。

    やはり森林浴は重要

    温泉保養にとって森林浴は非常に重要だということがわかりました。また、温泉保養の中で、森林浴は自然と接する絶好の機会なのです。

    森林浴の効果

    自然環境の中に身を置くことにより、
    心の安らぎ、開放感といった精神作用も働きます。

    またストレスに見られる頭脳疲労の場合には、いつも使わないからだの部分を重点的に動かすことにより、快感が得られ、それをも精神の安定に効果があるという発表が多くなりました。

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